[北海道：防災情報メール] 防災・防犯 (No.492450)

平成２８年０７月２８日０５時１２分
札幌管区気象台発表

太平洋側西部では、２８日夜遅くにかけて非常に激しい雨が降るでしょう。低い土地の浸水や土砂災害、河川のはん濫に警戒してください。また、日本海側南部では、２８日夕方にかけて土砂災害に警戒してください。

＜気象概況＞
　日本海北部の前線を伴った低気圧が東北東へ進み、２８日夜には間宮海峡
に達する見込みです。北海道付近では、低気圧や前線に向かって暖かく湿っ
た空気が流入するため、大気の状態が不安定となるでしょう。

＜防災事項＞
　２８日４時までの２４時間雨量は、太平洋側西部の多い所で２２０ミリに
、日本海側南部の多い所で１２０ミリに達している所があり、地盤が緩んで
いる所や増水している河川があります。太平洋側西部では、２８日夜遅くに
かけて非常に激しい雨が降るでしょう。低い土地の浸水や土砂災害、河川の
増水やはん濫に警戒してください。また、日本海側南部では、２８日夕方に
かけて土砂災害に警戒してください。
　北海道地方では、引き続き２９日にかけて断続的に激しい雨が降り大雨と
なるでしょう。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水、落雷や突風、ひょ
うに注意してください。

　なお、６月１６日に発生した地震で揺れの大きかった地域では、地盤の緩
んでいる所があります。土砂災害に十分注意してください。

＜雨の予想＞
２８日６時から２９日６時までの１時間雨量の最大値
　太平洋側西部　　　　　　　　　５０ミリ
　日本海側　　　　　　　　　　　４０ミリ
　太平洋側東部とオホーツク海側　３０ミリ
２８日６時から２９日６時までの２４時間雨量
　太平洋側西部　　　　　　　　２５０ミリ
　日本海側南部と太平洋側東部　１５０ミリ
　日本海側北部　　　　　　　　１２０ミリ
　オホーツク海側　　　　　　　　８０ミリ

　前線を伴った低気圧の動きが遅く、３０日にかけて大気の状態が不安定と
なるため、更に雨量が多くなる見込みです。
　２９日６時から３０日６時までの２４時間雨量
　太平洋側西部と日本海側　１００から１５０ミリ

＜雨の実況＞
降り始め（２６日１５時）から２８日４時までの雨量
（アメダスによる速報値）
胆振地方　登別市カルルス　２４８．０ミリ
石狩地方　千歳市支笏湖畔　１５１．５ミリ
日高地方　浦河町中杵臼　　１４５．０ミリ

＜お知らせ＞
　平成２８年６月１６日の地震で揺れの大きかった函館市では、大雨警報・
注意報の土壌雨量指数基準を通常より引き下げた暫定基準で運用しています
。

　引き続き、地元気象台や測候所の発表する防災気象情報に留意してくださ
い。

　次の北海道地方気象情報は２８日１６時頃に発表する予定です。