[北海道：防災情報メール] 防災・防犯 (No.414108)

平成２８年０２月１４日０５時０４分
札幌管区気象台発表

北海道地方では、１４日昼前から夜のはじめ頃まで、猛ふぶきや吹きだまり、大雪による交通障害、暴風に警戒してください。また、１４日朝から夕方にかけて、竜巻などの激しい突風や落雷に注意してください。

＜気象概況＞
　日本海には前線を伴った低気圧があって、急速に発達しながら北海道に近
づいています。この低気圧は、１４日夜にかけて北海道付近を通過し、千島
近海へ進む見込みです。北海道の上空約１５００メートルには５月中旬並み
の暖かく湿った空気が入り、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。

＜防災事項＞
　日本海側北部では、１４日昼前から夜のはじめ頃まで、北東の風が雪を伴
い非常に強く、暴風雪となるでしょう。猛ふぶきや吹きだまりによる交通障
害、暴風に警戒してください。
　また、日本海側北部とオホーツク海側では、１４日昼前から夜のはじめ頃
まで、湿り雪による大雪となる見込みです。大雪による交通障害に警戒して
ください。
　
　日本海側南部と太平洋側では引き続き１４日も気温が高く、雨も降るため
雪解けが急速に進むでしょう。日本海側南部と太平洋側西部では、１４日朝
から夕方にかけて激しい雨が降り大雨となる見込みです。大雨や雪解けによ
る低い土地の浸水、土砂災害、河川の増水に注意が必要です。北海道地方で
は積雪の多い傾斜地でのなだれに注意してください。
　日本海側南部と太平洋側西部は、１４日朝から夕方にかけて、竜巻などの
激しい突風や落雷のおそれがあるため、屋外での活動に注意してください。
　発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、頑丈な建物内に移動するな
ど安全の確保に努めてください。

　なお、オホーツク海や宗谷海峡、根室海峡では流氷の動きが激しくなるた
め注意してください。

＜風の予想＞
１４日の最大風速（最大瞬間風速）
　日本海側北部　北東の風
　海上２３メートル（３５メートル）　陸上２０メートル（３５メートル）
　日本海側南部、太平洋側　南西のち北西の風
　海上２０メートル（３０メートル）　陸上１８メートル（３０メートル）
　オホーツク海側　北東のち北西の風
　海上１５メートル（２５メートル）　陸上１０メートル（２０メートル）

＜雪の予想＞
１４日６時から１５日６時までの降雪量
　日本海側北部とオホーツク海側の多い所　６０センチ
　太平洋側東部の多い所　　　　　　　　　４０センチ

＜雨の予想＞
１４日６時から１５日６時までの雨量（１時間雨量の最大値）
　太平洋側西部　８０ミリ（３０ミリ）
　日本海側南部　６０ミリ（３０ミリ）

＜波の予想＞
１４日から１５日にかけての波の高さ
　日本海側　５メートル
　太平洋側　４メートル
　オホーツク海側　３メートル

　引き続き、地元気象台や測候所が発表する防災気象情報や竜巻注意情報に
留意してください。

　次の「北海道地方気象情報」は、１４日１６時頃に発表する予定です。