[北海道：防災情報メール] 防災・防犯 (No.402969)

平成２８年０１月１９日１１時１２分
札幌管区気象台発表

北海道地方では、引き続き２０日にかけて猛ふぶきや吹きだまり、大雪による交通障害、暴風、高波に警戒。太平洋側東部では平成２６年１２月１７日に匹敵する高潮のおそれがあります。高潮に厳重に警戒してください。

＜気象概況＞
　発達中の低気圧が１９日９時には三陸沖にあって北東へ進んでいます。こ
の低気圧は１９日夜には根室の東海上で北海道に最も接近した後ゆっくりと
東へ進み、２０日にかけて千島近海で停滞する見込みです。

＜防災事項＞
　北海道地方では、引き続き２０日にかけて、北東のち北の風が雪を伴い非
常に強く、海は大しけで、１９日は太平洋側では、海は猛烈にしける見込み
です。見通しがきかない猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害、暴風、高波
に警戒してください。
　また、１９日は太平洋側やオホーツク海側では、大雪により車の運転が困
難になるなどの交通障害に警戒してください。なお、オホーツク海側と日本
海側では、その後２１日にかけて雪が降り続き、さらに降雪量が多くなる見
込みです。

　太平洋側東部では、１９日昼前が潮位のピークとなり、平成２６年１２月
１７日に匹敵する高潮のおそれがあります。１９日夕方にかけて高潮による
低い土地の浸水に厳重に警戒してください。また、２０日にかけて潮位の高
い状態が続き、２０日朝から昼前にかけても高潮に警戒してください。

　なお、オホーツク海では、流氷の動きが激しくなりますので注意してくだ
さい。

＜風の予想＞１９日から２０日にかけての最大風速（最大瞬間風速）
太平洋側西部　北東のち北の風
　海上２８メートル（４０メートル）　陸上１８メートル（３０メートル）
太平洋側東部　北東のち北の風
　海上２８メートル（４０メートル）　陸上２０メートル（３５メートル）
日本海側北部　北東のち北の風
　海上２５メートル（３５メートル）　陸上２３メートル（３５メートル）
オホーツク海側　北東のち北の風
　海上２５メートル（３５メートル）　陸上１８メートル（３０メートル）
日本海側南部　北東のち北の風
　海上２３メートル（３５メートル）　陸上１８メートル（３０メートル）
その後、２１日にかけて風の強い状態が続く見込みです。

＜波の予想＞１９日から２０日にかけての波の高さ
　太平洋側　　　　９メートル　うねりを伴う
　オホーツク海側　８メートル
　その他の海域　　７メートル
その後、２１日にかけて海は大しけの状態が続く見込みです。

＜潮位の予想＞
１９日の最高潮位
　太平洋側東部　標高２．０メートル　ピークは１９日昼前
　その他の地方　標高１．０メートル
太平洋側東部では、２０日にかけて潮位の高い状態が続く見込みです。
２０日の最高潮位
　太平洋側東部　標高１．４メートル　ピークは２０日昼前

＜雪の予想＞
１９日１２時から２０日１２時までの降雪量
　オホーツク海側　１００センチ
　太平洋側東部　　　６０センチ
　その他の地方　　　５０センチ
２１日までオホーツク海側と日本海側を中心に降雪は続く見込みです。
２０日１２時から２１日１２時までの降雪量
　オホーツク海側、日本海側　４０から６０センチ

＜風の実況＞アメダスによる速報値（単位：メートル）
１８日９時から１９日１０時までの最大風速
　日高地方　えりも岬　　　　　北東　　３５．９（１９日　１時５４分）
　宗谷地方　稚内市宗谷岬　　　東北東　２４．５（１９日　５時４２分）
　根室地方　根室市納沙布　　　東北東　２２．７（１９日　５時１３分）
１８日９時から１９日１０時までの最大瞬間風速
　日高地方　えりも岬　　　　　北東　　４５．１（１９日　１時４８分）
　渡島地方　松前　　　　　　　　東　　３１．８（１８日１９時３６分）
　宗谷地方　稚内市宗谷岬　　　　東　　３１．７（１９日　６時４６分）

＜雪の実況＞アメダスによる速報値
１８日９時から１９日１０時までの降雪量
　日高地方　えりも町目黒　　６５センチ
　十勝地方　帯広空港　　　　５４センチ
　釧路地方　釧路市阿寒湖畔　４３センチ

　引き続き、地元気象台や測候所が発表する気象情報に留意してください。

　次の「北海道地方気象情報」は、１９日１６時頃に発表する予定です。