[北海道：防災情報メール] 防災・防犯 (No.387126)

平成２７年１２月０２日１６時１６分
札幌管区気象台発表

北海道地方では、３日は前線の通過により太平洋側を中心に大雨となるでしょう。大雨や融雪による土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意してください。

＜気象概況＞
　３日は、低気圧が発達しながら沿海州を北東に進み、この低気圧から南に
のびる前線が北海道を通過する見込みです。前線に向かって南から暖かく湿
った空気が入り、大気の状態が不安定となるでしょう。
　
＜防災事項＞
　太平洋側では、３日朝から夜遅くにかけて、雷を伴った激しい雨の降る所
があるでしょう。大雨による低い土地の浸水、落雷や突風、降ひょうに注意
してください。
　北海道地方では、３日は気温が高くなるので雨となる所が多く、融雪も加
わるため、低い土地の浸水や土砂災害、河川の増水、積雪の多い傾斜地での
なだれに注意が必要です。内陸では雪となり、大雪となるおそれもあります
。
　また、南東の風が海上で非常に強く、海はしけるでしょう。強風や高波に
も注意してください。
　なお、４日には冬型の気圧配置となり、日本海側を中心に雪を伴った西の
風が強まるため、ふぶきや吹きだまりによる交通障害に注意が必要となる見
込みです。

＜雨の予想＞
２日１８時から３日１８時までの２４時間雨量
　　太平洋側東部　　　　　　８０ミリ
　　オホーツク海側　　　　　６０ミリ
　　太平洋側西部、日本海側　４０ミリ　
２日１８時から３日１８時までの１時間雨量の最大値
　　太平洋側　　３０ミリ
　その後、３日夜遅くにかけて大雨が続くため、太平洋側東部を中心に、さ
らに雨量が多くなります。

＜風の予想＞
３日の最大風速（最大瞬間風速）
　太平洋側東部、日本海側北部、オホーツク海側　南東の風　
　　海上　２０メートル（３０メートル）
　　陸上　１８メートル（３０メートル）
　その後、４日にかけては西の風に変わって、日本海側や太平洋側西部を中
心に、風の強い状態が続く見込みです。

＜波の予想＞
３日の波の高さ
　　太平洋側東部　５メートル
　その後、４日にかけては、日本海側や太平洋側を中心に波の高い状態が続
く見込みです。

＜雪の予想＞
２日１８時から３日１８時までの２４時間降雪量
　　北海道地方の多い所　２０センチ
　その後、４日にかけては、日本海側を中心に降雪量が多くなる見込みです
。

　引き続き、地元気象台や測候所が発表する防災気象情報に留意してくださ
い。
　次の「北海道地方気象情報」は、３日５時頃に発表する予定です。