[北海道：防災情報メール] 防災・防犯 (No.385168)

平成２７年１１月２７日１１時２０分
札幌管区気象台発表

北海道地方は、引き続き２８日明け方にかけて、猛ふぶきによる交通障害、暴風や高波に警戒してください。２７日昼過ぎまで、大雪による交通障害や高潮による低い土地の浸水に厳重に警戒してください。

＜気象概況＞　
　日本海中部に発達した低気圧があって、北東に進んでいます。この低気圧
は、今後も勢力を維持したまま、２７日昼過ぎから２８日未明にかけて北海
道付近を通過する見込みです。その後、北海道付近は冬型の気圧配置が強ま
るでしょう。

＜防災事項＞
　北海道地方は、２８日明け方にかけて、雪を伴った非常に強い風が吹き、
海は大しけとなる見込みです。このため、日本海側北部は、引き続き２８日
明け方にかけて、猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害、暴風に警戒してく
ださい。また、現在風の弱まっている日本海側南部や太平洋側西部でも、低
気圧の通過に伴って２７日昼過ぎから２８日明け方にかけて、再び暴風や高
波に警戒が必要となります。
　太平洋側東部は、引き続き２７日昼過ぎにかけて、高潮による低い土地の
浸水に厳重に警戒してください。
　また、太平洋側東部を中心に、湿った重たい雪が降り、大雪となっていま
す。今後強い雪の中心はオホーツク海側に移るため、オホーツク海側では、
引き続き２７日昼過ぎにかけて、大雪による交通障害に警戒してください。
全道的に大雪による交通障害や電線着雪、なだれ、低気圧の通過に伴う急な
風の強まりや風向の急変に注意が必要です。

＜風の予想＞
２７日から２８日にかけての最大風速（最大瞬間風速）
　日本海側北部は北東のち北の風、日本海側南部は北西の風
　海上２３メートル（３５メートル）　陸上２０メートル（３５メートル）
　太平洋側西部　西または北西の風　　
　海上２５メートル（３５メートル）　陸上１８メートル（３０メートル）

＜波の予想＞
２７日から２８日にかけての波の高さ
　日本海側南部、太平洋側西部　８メートル

＜雪の予想＞
２７日１２時から２８日１２時までの降雪量　　
　オホーツク海側　５０センチ
　日本海側　　　　４０センチ
　太平洋側　　　　１５センチ

＜潮位の予想＞
２７日の最高潮位
　太平洋側東部　標高　１．３メートル

＜雪の実況＞（アメダスによる速報値）
２６日１２時から２７日１０時までの降雪量
十勝地方　　　中札内村上札内　　　４９センチ
十勝地方　　　帯広空港　　　　　　４８センチ

　引き続き、地元気象台や測候所の発表する防災気象情報などに留意してく
ださい。
　次の「北海道地方気象情報」は、２７日１６時頃に発表の予定です。