[北海道：防災情報メール] 防災・防犯 (No.1828027)

2022年09月20日 05時09分
札幌管区気象台発表

太平洋側西部では、２０日朝まで大雨による土砂災害に警戒してください。太平洋側の海は、２０日朝から昼過ぎにかけて、うねりを伴い大しけとなる見込みです。高波に警戒してください。

＜気象概況＞
　大型の台風第１４号は、２０日４時には新潟市の南西約３０キロにあって、１時間におよそ４５キロの速さで東北東へ進んでいます。中心の気圧は９８５ヘクトパスカル、最大風速は２５メートル、最大瞬間風速は３５メートルで中心の北西側７５０キロ以内と南東側６５０キロ以内では風速１５メートル以上の強い風が吹いています。台風はこの後、２０日１５時までに温帯低気圧に変わる見込みです。
　また、２０日は昼前にかけて前線が通過する見込みです。前線に向かって暖かく湿った空気が流入するため、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。

＜防災事項＞
　太平洋側西部では、２０日朝まで大雨による土砂災害に警戒してください。また、太平洋側の海は、２０日朝から昼過ぎにかけて、うねりを伴い大しけとなる見込みです。高波に警戒してください。また、太平洋側では２０日昼過ぎにかけて、南のち北の風が海上で非常に強いでしょう。強風に十分注意してください。
　北海道地方では、２０日昼前にかけて、前線や台風の影響により広い範囲で雷を伴った激しい雨が降る見込みです。２０日昼過ぎにかけて大雨による低い土地の浸水や土砂災害、河川の増水に十分注意してください。また、竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうのおそれがあります。農作物の管理や屋外での活動などに注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、頑丈な建物内に移動するなど、安全の確保に努めてください。
　前線の活動の程度や台風第１４号の進路によっては、暴風となる可能性があり、警報級の大雨となる地域が拡大するおそれがあります。

＜雨の予想＞
２０日に予想される１時間降水量は、いずれも多い所で、
　日本海側　　　　３０ミリ
　太平洋側　　　　４０ミリ
　オホーツク海側　３０ミリ

２０日６時から２１日６時までに予想される２４時間降水量は、いずれも多い所で、
　日本海側　　　　３０ミリ
　太平洋側　　　　８０ミリ
　オホーツク海側　５０ミリ

＜雨の実況＞（アメダスによる速報値）
　降り始め（１８日９時）から２０日４時までの降水量
　石狩・空知・後志地方
　　　　　　　赤平　１０２．５ミリ
　渡島・檜山地方
　　　上ノ国町石崎　　９３．５ミリ

＜風の予想＞
２０日に予想される最大風速（最大瞬間風速）南のち北の風
　太平洋側陸上　　　　１８メートル（３０メートル）
　太平洋側海上　　　　２３メートル（３５メートル）

＜波の予想＞
２０日に予想される波の高さ
　太平洋側　　　　６メートル　うねりを伴う

　今後発表する防災気象情報や竜巻注意情報などに留意してください。　
　次の北海道地方気象情報は、２０日１６時頃に発表する予定です。

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